2014年8月30日土曜日

なんで?今更?メタニウム・・・今更完結編!!

本当に今更ですが・・・

「その2」から約半年、メタマグのスプールをなんとか装着して、使われる事もなく経っていました。

05メタニウムXTにメタマグ(07~)のノーマル~カスタムスプールを取り付け出来る方法をご紹介致します。

まずこの写真!!

A社のスプールを入手しまして、測りました。(本来はノーマルスプールがいいんですが・・・)
「その2」で計算した予想シャフト長は、58.15~58.3ミリでした。差が0,3ミリで、はずれてしまいました。(けっこういい線いったと思ったんですが・・・)残念です。

さて取り付け方法ですが、スプールセンターからシャフトの両先端までを計算していないので、現物合わせで行きましょう。


ここまで分解して、スプール軸当たり(シマノ)を取り出します。厚み両側とも約1ミリです。
(05メタニウムXTは、FRP製が1枚と銅板製が1枚でした。)

これを薄くして、メタマグノーマルスプールのシャフトとの差の1.5ミリ(59.35-57.85=1.5)を補えば、解決です。荒技としては、サンドペーパーで一枚につき、
0.75ミリ削れば、数値的にはOKです。スプールセンターを確認しながらが、理想です。

それも面倒なのでコレを買いました。

ポンチです。(テスト風景)で、これを製作!!


0.2ミリのカーボンシートから打ち抜きました。4枚で0.8ミリですから、ノーマル2枚で2ミリから0.8ミリ引いて1.2ミリです。、後はメカニカルノブの締め具合で調整します。

ここで問題が発生しました。どうもシャフトは、ハンドル側が長いらしく、メカニカルノブがあまり締め込めない為、ハンドルを回すと若干ノブとスタードラグが干渉してしまいます。(全然、使用可能です。)
(計算上での寸法とカーボンシートの枚数が合いませんが、スプールセンターを合わすとこうなりました。)

いろいろとやってみましたが、結局05メタニウムXT用を買ったので、元に戻しましたとさ・・・

                                           

                                                  おしまい。

2014年8月1日金曜日

ベアリングピンセッターに対する思い!!

前ブログで紹介したこの工具。

「ベアリングピンセッター OBP-01」!!!

構想から~コンセプト品製作~サンプル品~修正~修正~修正~で約半年、やっと出来ました。

この商品を自信を持って紹介いたします。

リールにとってベアリングとは非常に重要なパーツです。
リールオーバーホールをしていて気になる点は、異音、巻き心地の悪化=ギヤの摩耗がすべて!ではないと言うことです。ベアリングに起因する事も多くあり、洗浄しても改善される場合とされない場合があり、判断が難しい所でもあります。
メーカーオーバーホールでもおまかせだったりすると、すべて交換で、すごい金額になったりします。(メーカーさん的には、「ベストな状態で使って頂きたい。」と言う思いだと思いますが・・・)


今現在、リールの価格=ベアリング数と言っても過言ではないです。そのベアリングの善し悪しは、どうやって判断するのでしょうか?

人によって、ピンセットに刺して回す、某メーカーのチェックツールを使う、などいろいろな方法があります。自分はピンセット派でした。ピンセット(ステンレス製)は使い易いく、音の反響もいい(初期段階のピンセッターのプロトはステンレス製ですが、コスト、加工面等の問題で製品化は断念しました。)のですが、ベアリングに対する保持力が弱いので、あまり勢いよく回すとはずれたりします。

そこで考えたのが、この製品です。(素手ははずかしいので、手袋をしてますが、素手でも構いません。商品の角は一応面取りは行っていますが、気になる様であれば、手を加えてください。)


ここから親指で、


勢いよく回します。 すると・・・・・

音が増幅され、聞き取り易くなります。(耳に近づけると一層よく聞こえます。)

使って見てもらえれば性能にはご満足頂けると思いますので、ご検討のほど、よろしく、よろしくお願い致します。